第298回 行田ポタリング

蓮の花の見学を兼ねたサイクリングイベントの為、梅雨の真っ只中という、中止も覚悟の「行田ポタリング」が実施出来ました。

約20kmという行程ですが、自転車の予約もOK、坂道は無く、古墳、蓮の池、足袋蔵、忍城と見どころ満載の所でした。

JR行田駅に10時全員集合、準備体操後、曇り空の中パラッと降る雨も気にせず出発です。

安全走行と、暑さ対策で水分補給を忘れないようにという注意がありました。

自然あふれる行田の緑を満喫して、最初の目的地、埼玉古墳群の「丸墓山古墳」に向かいます。

忍城水攻めの際には、石田三成率いる豊臣秀吉軍の本陣が、この日本最大級の円墳に置かれました。Ａさんからの説明を聞いて、皆さん、三成になりきって頂上から行田の街を見下ろしました。

古墳に続く道は、水攻めする時に築いた堤（石田堤）の跡といわれています。日本でも少ない水攻めの史跡です。

蓮の花は、皆様ご存じのように早朝が見頃です。ぎりぎり午前中に見学出来て、咲き誇る蓮の花を堪能しました。曇りといえ、蒸し暑さはさすが有名な熊谷市のお隣りさんだけあるわと実感　💦

昼食は冷房の効いた蓮の里のタワー一階でのんびり昼食を摂りました。

昼食後、Nさんから電動自転車の安全な乗り方の説明がありました。特に電動自転車は、スタートに注意が必要だそうです。

昼食後は、再度古墳に向かって出発。将軍山古墳展示館を見学、さらに埼玉県立「さきたま史跡の博物館」にて、5世紀後半から7世紀はじめごろまでにつくられた9基の大型古墳は、この時期としては我が国有数の古墳群との解説を受けました。特に国宝の「金錯銘鉄剣（きんさくめいてっけん）」は、しっかり115文字が刻まれている歴史的な価値の高いものでした。

全員、暑さも忘れてしばし古の世界に思いをはせたひと時でした。

さきたまテラスにて、行田ポタリング一押しの「わたぼくソフトクリーム」を堪能中．．．

ソフトクリームで元気を取り戻して、新忍川沿いを北上。行田市の中心部へ向かいました。

最盛期には全国の約八割の足袋を生産していた行田には、足袋の材料や製品を貯蔵する足袋蔵が数多く残っています。

最終目的地の忍城（おしじょう）。城跡には「行田市郷土博物館」が建てられていますが、石田三成の水攻めにも耐えて「浮城」、「水城」とも呼ばれる歴史溢れる地を回って全員笑顔で「餃子！」いえいえ、「行田！」。

JR行田駅に3時40分到着。クールダウンと、感想（リーダー自ら交差点の停止線を越えて信号待ちはまずいのではというアドバイス）を聞いて、安全走行に向けて更なる心がけが必要だと反省。

蓮の花を会員の皆様に見ていただきたい一心での6月末のサイクリング計画でしたが、何とか暑さをしのぎながら、最高のコンディション（何と明くる日は熊谷地区、夕方ゲリラ雷雨に襲われたようです）で走行出来たことは、皆様の日常の行いの良さと感謝、感謝です！

EF記

イベント参加者の方の感想

★心配されたお天気にも恵まれて、行田駅前のスタート地点から1km余の片側2車線、巾広歩道つきの素晴らしい直線道路をスタートした時点では、史跡のまち、古墳のまちとの印象は余りありませんでしたが、最初の古墳、丸墓山古墳に92段の木段?を登り詰めて、忍城始め、さきたま史跡～古墳群の見晴らしには思わず感嘆の声をあげました。サイクリングには、風を切っての爽快さもさることながらサイクリングコースではなく"ポタリングルート"の表示に見られるとおり、ゆったりとした"学びのサイクリング"の良さを体感することが出来た有意義な一日でした。素晴らしいコース選定、有難うございました。（TNさん）

★行田市は、５年前EFさんに連れて行ってもらうまでは、全く知らない土地でした。行ってみてこんなに見どころがあり、古代から今までの歴史いっぱいの所として驚いたことを覚えています。
今回再び訪れて、前回季節がら行けなかった古代蓮の里の花も楽しめて、良かったです。走りやすい道でしたね。

（KYさん）

★家を出る時は小雨模様でしたが行田駅に着くまでに曇り空となり、初めてお会いする方々と、一日ポタリング出来る喜びを思いながらスタ－ト。

交通量が意外と多い一般道の歩道と車道を走り分けて緑の多い 崎玉古墳公園、古代蓮の里に到着。
　古代蓮の花は、午前中が勝負とのことでしたので私は自転車で園内を回り、ピンクの古代蓮の花をおかげさまで堪能させて頂きました。
崎玉古墳博物館見学後の「お茶タイム」は、私としては願っていたことなので本当にうれしくなりました。
　これからのイベントでは、ぜひ「お茶タイム」を組み込んで頂ければと思いました。（TMさん）

★実は私も試走で生まれて初めて行田に行きこんな長閑で歴史の豊富な所が東京郊外にあるんだと知りびっくりしました。
遅まきながらEFさんには感謝です　これからも未だ見ぬ色々な所に自転車や徒歩で動き廻ろうという思いを新たにした一日でした。（AKさん）