第285回 宿泊イベント・南房総サイクリング

★実  施  日:2022年5月21日(土)~22日(日)

★参加人数:13名(内マイバイク参加2名)

 

 

 

開催日の2、3日前に、イベントリーダーのTakさんがお身内の事情で参加不可になられ、Takさんと下見準備等をされたAさんが代わってリーダーになって、当日の会計等を担当する私がサポートする形で開催することとなり、緊張感が走りました。

そのような中で開催されたイベントの様子を以下に報告します。

 

【一日目】

11時30分 JR館山駅改札口集合

JR、高速バス、あるいはマイカーを利用して、一部バスに遅れがあったがほぼ時間通りに全員集合。

途中、本降りの雨に遭遇し、この日のサイクリング実施に不安を感じましたが、館山に近付くにつれ雨はあがり曇り空になって、夕方まで持つことを天気予報を確認して一安心。

改札口の高架下にある観光センターで予約をしていた自転車をレンタルしサドル調整等の出発準備を整えた。

 

イベント開始に当たりAリーダーからスケジュールや注意事項等の説明があり、OMさんのリードで

ウォーミングアップを行い、班構成を確認し一日目の行程がスタートした。

 

[一日目の行程]

 

◆北条海岸海水浴場広場で昼食

遠く薄っすらと三浦海岸が見える海水浴場の砂浜で、何人かの人がセーリングを楽しんだり練習している光景を見ながら、この後の走行に備えて持参の昼食で英気を養いました。

 

 

◆那古寺(なごじ)

奈良時代に僧行基が創建したと伝えられる真言宗のお寺で、那古山を少し上がったところにあり、本尊が千手観音菩薩であることから「那古観音」と呼ばれています。

緑に囲まれた境内には仁王門、多宝塔、観音堂などが厳かに建っており、仁王門の所でおばあちゃんと散歩に来ていた可愛い女の子に出会い記念写真をパチリ! 

◆崖観音

真言宗の「大福寺」の本尊は十一面観世音菩薩。この本尊は境内の船形山の中腹の祠に刻まれた摩崖仏(まがいぶつ)でそれを覆う観音堂が断崖の中段に飛び出すように建てられていることから「崖の観音」と呼ばれています。

色鮮やかな朱色の観音堂までの急な階段を息を切らせて上り着くときれいな天井絵や欄干が見られ、崖から突き出た舞台からの海の眺めは遠く薄っすらと伊豆大島が見えたか見えなかったか?、いずれにしても絶景でした。

 

◆冨浦のびわ

館山市に隣接する南房総市冨浦町はびわの産地として有名です。

その富浦町に足を延ばし「道の駅とみうら」に立ち寄りお土産物を見たりアイスクリームなどを食べたりして休憩を取りました。

これからが旬の地元産のびわは大ぶりの立派なものが箱入りで並んでいたが値段も頗る立派でみなさん見るだけにしてびわ味のソフトクリームやびわが添えられたアイスクリームなどを楽しんでいました。


 

◆館山駅を目指して一目散!

休憩を取っていたら雲行きが怪しくなってきて、帰路の出発を早めることにして準備を開始したところで

ポツポツと雨があたり始めました。

何人かの人は雨具を身に着けたりして準備を急ぎ、小雨の中「内房なぎさライン」と言う海岸線の道を館山駅に向けて走行。

あと5分で駅、と言うところで本降りになってしまい、ヘルメットから雫が落ちてきて雨具未装着の人はかなり濡れてしまいました。

 

◆ホテルチェックイン、そして夕食会

一日目の行程を終え一旦自転車を返却して宿泊ホテルの「ホテル マイグラント」でチェックイン手続き。

これまでの宿泊イベントでは親睦の意味もかねて相部屋のケースが多かったが、コロナ感染予防の観点よりシングルルームでの宿泊としました。

18時からお待ちかねの夕食会、会場は線路を挟んでホテルと逆側にある「たてやま旬鮨 海の花」。

お店のコロナ対策に沿い2テーブルに分かれて着席し、地元の海の幸や野菜の料理とお寿司の御膳を楽しみながら夕餉のひと時を和気藹々と過ごしました。

 

【二日目】

(朝の館山駅前から海岸方向に向かって)

 

昨日の夕食会の後本降りになった雨も明け方には回復し、朝の内は曇り空で少し肌寒さを感じたがしばらくして青空の下絶好のサイクリング日和になりました。

 

イベント終了後の帰りのバスの時間を考慮して少し早い目に行程を進めることにして8時40分にホテルをチェックアウト、9時からの自転車レンタルに向けて前日と同じ観光センターに向かいましたが、ここで大ハプニング。

センターはひっそりと閉じた状態でウィンドーに「9時30分開店」の表示があるではないか!

Aリーダーが駅の反対側の案内所に掛け合って少し早い目に開店してもらうことができ、リーダー想定の予定から少し遅れて二日目の行程を開始しました。 



 

二日目の行程

 

◆一気に洲埼灯台へ

ウォームアップ、行程確認等の後、昨日とは逆に南に向かい走り始め途中から真東に向かって走行し、約11㎞先の洲埼灯台を目指した。

上り基調の道で途中何箇所かアップダウンが続く中、水分補給の休憩を一度取って一気に走りました。

ほとんどが電動アシスト車で楽そうに走っている中クロスバイクを借りた私は途中しんどい上り部では電動の人について行けず苦労させられました。

しかしそれも目的地について白い灯台と青い海の色を見て疲れも吹っ飛びました。

 

洲埼灯台はそう大きい灯台ではありませんが、房総半島南部で最も西にある灯台で、三浦半島の剣埼(つるぎさき)灯台と結ぶ線が東京湾の境界線だそうです。

ところでこの灯台は「洲崎」灯台ではなく「洲埼」灯台と書きます。

では何と読むでしょう?ほとんどの方が「すざき」灯台と思われているのではないでしょうか。

「すのさき」灯台が正解です。イベント終了後FEさんからの指摘で遅ればせながら勉強になりました。

 

◆沖ノ島

洲埼灯台で20分ほど過ごし、来た道を引き返して途中館山港の方に進行し沖ノ島に向かった。

この島はもともと陸から300m沖合にあったのが関東大震災の時の隆起で陸続きになった周囲約1㎞の

自然豊かな島とのことです。

島の手前の海岸線は絶好の釣り場のようで多くの釣り人が訪れていました。

時間が押していることからここでは少し休憩を取るだけにして次の目的地に向かった。

 

◆館山城

館山城がある城山公園に向かいました。

この城山公園は房総の戦国大名 里見氏の居城跡を公園に整備したもので、頂上に中が八犬伝博物館になっている館山城の天守閣が聳え立っています。

当初予定では昼食を済ませてから館山城に行く予定をしていたのですが、城山公園に着くなり頂上に向けて坂道を一気に上り始めてしまい、かなりの坂道でクロスバイク利用者はすぐに押し歩きに変更、電動アシスト車の人も何人かが途中から押し歩きをしたようです。

全員が揃ったあと館山城の外観を見学し、そこからの館山の町や館山湾の景色を楽しんで、下りは全員押し歩きで城山をおりました。

実は館山城のある頂上への坂道は自転車走行は禁止になっていることを後から知り、下りはルールに従った次第です。

城山公園に面した店で食事をして、時間の関係で八犬伝博物館はパスして行程を進めました。 

 

◆渚のえき たてやま、そして館山駅帰着

お土産の買い物を兼ねて「渚のえき たてやま」に立ち寄った。

昨日立ち寄った「道の駅とみうら」より品数は少なかったが買い物をしたり、併設されている「渚の博物館」を見学したあとJR館山駅に戻り自転車を返却。

駅前のロータリーの一角を借りてクールダウン、イベントについての意見交換会を行い走行距離約35㎞の二日間の宿泊イベントの日程を無事終えました。

 

◆久しぶりの宿泊イベントを無事終えて

久しぶりの宿泊イベント開催に当たり、残念ながらご一緒出来ませんでしたが下見をし行程等準備万端

整えてくださったTakさんに御礼を申し上げます。

そして急遽リーダーを担当くださったAさんには行程や時間管理などで大変ご苦労をお掛けしました。

おかげさまで楽しく思い出に残る宿泊イベントを満喫することが出来感謝の気持ちでいっぱいです。

そして班長、副班長をお引き受けくだOMさん、FEさん、FTさんには随所でAさんと私をサポートくださりありがとうございました。

参加のみなさんのご協力も相俟って安全にイベントを終えることが出来心より御礼を申し上げます。

 

最後にこの場を借りて今回のイベントを通じて今後のクラブの活動に向けて教訓としていく必要があると感じたことを記載します。

*交通ルールの順守

  原点に立ち返り「自転車安全利用五則」順守を徹底しましょう。

*安全走行に向けての「情報伝達実施」の徹底

  先頭からの進行方向や障害物の‟ハンドサイン”の後方走行者への口頭を含めた伝達、

  後方者からの自動車接近等の注意喚起の前方者への口頭伝達

*体調不良時の早期申し出

  異常を感じたらためらわず近くの人に連絡しましょう。

*集団を離れ別行動をとるときの周囲への伝言

  突然行方不明にならないで!

 

 

◆参加者からのメッセージ

参加の方から感想などのメッセージをお寄せいただきました。

これらのメッセージを掲載することでこのブログを終えたいと思います。

引き続き多くのサイクリングをみなさんとご一緒に楽しく活動していきたく思います。 

≪Aさん≫

南房総サイクリングのリーダーが急遽回ってきて慌てました。

二日間の走行コースの見極めと時間配分 夕食会の段取り、ホテルやレンタル店は問題ないか 色々考えると開催の1~2日前はパニックでした。

時間配分が分からず少し早めに出発しようとレンタル店の開店前に行ったり館山城の地形が分からずうろうろしてお昼ご飯が遅くなってしまいご迷惑をかけました。😷

今は久しぶりの宿泊イベント終えてほっとしています。 

失敗もありましたが皆さんと見た須崎灯台からや沖ノ島の青い海、それと皆さんとの夕食会も良い思い出となりました。

これもサブとして細かい仕事をしてサポートいただいたNYさん、コースの確認でお世話になったOMさんはじめ皆さんのお陰です。

皆さん有り難うございました 又お会いしましょう。

 

≪OMさん≫

私は当クラブのイベントの中でも宿泊サイクリングを特に楽しみにしてました。

今まで北海道から九州まで数々の宿泊イベントに参加して思い出深いです。

日帰りに比べて宿泊先でゆっくりとした夕食会や食後の飲み会ができて交流ができることが楽しみでした。

その宿泊サイクリングに久し振りに参加できて、天気にも恵まれ事故もなく無事に楽しめました。

本当にありがとうございました。

 

≪FEさん≫

二日目の洲埼灯台(すのさきとうだい)は、晴れ渡った空と青い海、忘れられない光景でした。

リーダーのAさん、お世話になりました。

ただ、道の整備が整っていない観光地は、車がかなり迫ってくるので、土日は避けた方が安心してサイクリング出来ると感じました。

 

≪TKaさん≫

館山サイクリングお世話になりました。

リーダーが急遽不参加となり、お世話頂いたAさん、NYさんには、イベントの遂行に気を遣って頂いたことと思います。有難うございました。

スケジュールが遅れて、時間が押している場合に気をつけることを再度確認した方が良いのでは?と感じました。

特に人数が多いと、各メンバーの体調を確認できなくて無理を強いて体調不良にもなりかねません。

時間的余裕を持って遂行した方が良いのでは⁈と感じました。

 

≪MEさん≫

Aさん、皆さま、初めての宿泊イベント参加を無事に通過することが出来、有難うございました。

一番強く思ったことは、自転車は速度を伴う車であった、ことです。

二日目の走行開始直後、縁石の確認不足により、左折時乗り上げ転倒してしまいました。

連休前より視力の低下を感じての眼科の受診予約がサイクリング後の翌日、受診しますと左視力の急激な低下、後発白内障であり日常生活に支障をきたすレベルと診断を受け、即外来にてレーザー治療を受け、現在回復に至りました。

夜間に左ライトが故障している状態で車運転していると同じ状態であった、と怖くなりました。

幸運にも怪我もせず本当に良かったです。

体調等々も含め点検、且つ危険!!!に深く留意して、楽しいサイクリングタイムを過ごしたいと思っています。

今後とも、宜しくお願いします。

 

≪FTさん≫

お泊まりイベントの開催楽しみにしてました。

2日目は明るい日差しの元、海を横に見ながらのサイクリングは最高でした。

久しぶりにツーリング気分を味わいました。

今回感じたのはやはり集団行動を守る、という事の大切さですね、

特に限られた時間で見学をするので、スケジュールに影響が出てきます。

お互いに自覚して楽しいサイクリングをしたいと思いました。

楽しいイベントをありがとうございました。

 

≪TKenさん≫

解散後、日蓮上人が誕生したという誕生寺と鯛の浦に面する吉夢に投宿しました。

次の日は御宿に寄り、月の砂漠記念館とその周辺を料金200円の電動自転車で2時間ほどポタリングしました。

更に電車を乗り継ぎいで一の宮で下車しオリンピックのサーフィン会場の釣り崎海岸まで、九十九里浜サイクリングロードを料金1000円の電動自転車で2時間ほどサイクリングしました。

帰途、駅前のタカラ鮮魚食堂で5月1日から漁解禁の外房あわびをお刺身として食しました。

旬のもので大変美味でした。

と言うことで延泊の旅も無事終えました。

なお、城山公園では皆様に迷惑をおかけしました。

事の成り行きは、自由走行ということで、体力を考えずペダルを力一杯踏み、2/3道程くらいのところで

酸欠を生じ全身の力が抜け朦朧としてしまい、50年ほど前の酸欠の経験を思い出し、兎に角安静にしないといけないとの気持ちが先走りしました。

NYさんがお叱りの通りの失態で申し訳ありませんでした。

ということですが今後ともよろしくお願いします。

 

≪MKさん≫

初めての宿泊イベントに参加させて頂きました。

みなさんと長い時間を過ごすことが出来たこと、楽しい夕食で会話出来たことなど、充実したサークル活動やみなさんをより深く知ることができました。

イベントの企画、実施などAさんや関わられた方々に感謝致します。

貴重な経験をさせて頂きました。

ありがとうございました。

 

≪TNさん≫

”南房総・走し~る記”

今回のサイクリングに参加して感じたこと。

*幹事会の皆さんが知恵を絞られた企画が素晴らしかったこと。お天気に恵まれたこと。

*リーダーの方々の周到な下見で作って頂いた準備万端完璧な日程をスムースに予定通りに運んで頂けたこと。

*コロナ禍が一息付けて企画が予定通り実施できたこと

等々、様々な条件に恵まれて、久しの振りの愉しいサイクリングで程良い疲れに勝る満足感いっぱいの二日間でした。 

勿論のこと、行程に組み込まれた名所旧跡や風光明媚な景観に魅了されたのは云うに及びません。

周到な準備が有って、参加者皆さんの協力があっての本当に楽しい二日間を有難うございました。 

  

                                          【NY記】

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コメント: 1
  • #1

    Tak (月曜日, 30 5月 2022 09:28)

    リーダーを任せられながら急遽参加できなくなり、Aさん、Nさんはじめご迷惑をおかけしました。ブログを拝見しましたが、天候にも何とか恵まれほぼ予定通りに南房総のサイクリングを楽しまれたようで一安心です。みなさんお疲れさまでした!