第13回オンラインイベント『秋の昼食会 ~米寿のお祝いを兼ねて~』

 

※本日のブログはイニシャルではなく実名で記載させていただくことをご了解ください。

 

 開催日時 1121() 12:30~1500

 参加者数 15名 (クラブ員14名、ビジター1)

 

 

開会に先立ち

この日は堀江さんと寺崎さんお二人の米寿のお祝いを兼ねて昼食会を開催することで企画、準備していましたが、堀江さんが11月初旬に急に体調を崩されて入院され、欠席となられました。イベント前日にご家族の方より、現在も入院されているが徐々にリハビリを開始され快方に向かわれている旨の連絡をいただいた旨報告させていただき、みなさんと共に一日も早い快復をお祈りしたい旨を申し上げました。

 そして、堀江さんの米寿のお祝いはお元気になられて快気のお祝いを兼ねて開催させていただき、この日は寺崎さんの米寿のお祝いをさせていただくことにしました。

 

開会

イベントへの参加が遅れている方がいらっしゃるため、まずは腹ごしらえを!と言うことで秋らしく栗ご飯のお弁当や、お祝い会を兼ねることから赤飯のお弁当が披露されたりしながら昼食を開始して全員が揃うのを待ちました。


 

お祝い会 第一部 

第一部の司会進行の担当は菊池さん。

全員が揃ったところで「秋の昼食会」の開会を宣言。

菊池さんの指名により私の方で音頭を取らせていただき、寺崎さんの米寿を寿ぎ「おめでとうございます!」を唱和して乾杯をし、和やかな雰囲気でお祝い会が開始されました。


 

暫く食事、歓談する中、お祝い会の「趣向の一つ目」として、菊池さんのナレーションで、「寺崎さんの88年の歩み」の資料(以下の画像を参照ください)を見ていただきながら寺崎さんの誕生からこれまでの歩みを披露させていただきました。

寺崎さんの生い立ちや苦労話、頑張り振り、ご活躍振り、更には折々のエピソードなど、これまでみなさんがあまりご存じなかったことについて興味深くお聞きいただき資料をご覧いただきました。

 

そして、生まれた時期は異なるものの寺崎さんと同郷、と言うよりほぼ同じ町内生まれと言う菊池さんの博多弁を駆使したナレーションが場を一層盛り上げました。

 

ところでこの「寺崎さんの88年の歩み」の作成に際し、寺崎さんなりに簡単に「自分史」をまとめておられて、その資料を見せていただきながら菊池さんと私でhearingをさせていただきました。

この辺でこれまでの人生を振り返りつつ形に拘らず「自分史」をまとめるのも良いな!と感じました。

 

 「二つ目の趣向」は「インタビューコーナー」

引き続き菊池さんが担当で、寺崎さんに以下のインタビューを行いました。

 

(1)無二の親友でいらっしゃった友成さんの思い出をお聞かせください。

 昨年9月に急逝された友成さんとの名コンビ振りはみなさんご承知の通りですが、改めて友成さんとの出会い、サイクリングクラブ入部のお誘い、プライベートな思い出話等々をお話しいただく中、私たちも友成さんとサイクリングをご一緒した時のことなどを懐かしく思い出しました。

 

(2)文化勲章を受章されたとお聞きしましたが?

寺崎さんは平成16年の秋の叙勲で「瑞宝小授章」を受章されています。

とはいえクラブ員誰もがその勲章を拝見したことがなく、酒の席などで「本当に受章されたの?」の声もチラホラ。

そのような中、今回菊池さんが「勲章や賞状を見せてください」と迫りました。

平成16113日付けで当時の小泉純一郎総理大臣からの賞状、そしてキラキラ輝く「瑞宝小授章」の勲章を確かに拝見させていただきました。

そしていずれも奥様とご一緒に臨まれた「天皇陛下への拝謁」、翌年の小泉総理主催の「桜を見る会」(当時は前年の叙勲者を中心に5700人の招待だったそうです)に出席された思い出を語っていただきました。

 

寺崎さんは叙勲について、「誕生日の翌日と言う秋の叙勲を受章出来、大変うれしかった。これまで外に向かって自慢などしたことはないが、内心ちょっと誇れる章をいただくことが出来、頑張ってきてよかったと喜んでいます。」と語られました。

寺崎さん、素晴らしい宝物を拝見させていただきました。改めてお祝いを申し上げます。

 (「本当に受章されたの?」と疑って申し訳ありませんでした)

 

菊池さんからのお祝いメッセージ

インタビューの余韻が残る中、菊池さんから純粋博多弁でのお祝いの言葉が贈られました。

ほとんどの参加者は博多弁のhearingが難しいかと思い字幕スーパー?を用意させていただきました。 (以下を参照ください)

 

開会より約1時間、以上でお祝い会第一部を終了しました。

 

 

お祝い会 第二部 

 23分休憩の後お祝い会を再開し、第二部を催しました。

 

ビジターの紹介

第二部の開始に当たり、SGN事務局の田辺洋さんがビジター参加くださいました。

 

この日のイベントは、事務局のご好意でZOOMの有料契約を利用させていただくことが出来、いつもの40分の制限時間を気にすることなく、開始から終了まで通してイベントを催すことが出来ました。


田辺さんに自己紹介をいただく中、清水さんより田辺さんには67年前にクラブの「富岡八幡宮」のイベントに参加いただいたことがある旨の披露があり、来年は是非久しぶりにサイクリングに参加いただけるようお願いをしました。

 

 さて、第二部は「祝宴」です。

参加のみなさんからお祝いの言葉や質問、エピソード、楽器や歌の披露などをいただき、お祝いの宴をさらに盛り上げようというものです。

みなさん趣向を凝らしてご用意いただき、おかげで時間が過ぎるのを忘れるほどの盛り上がりになりました。

以下それぞれのご披露内容を報告させていただきます。

 

一番バッターは仁林さん:銭湯好きの仁林さんからイベントの後の懇親会終了後の寺崎さんとの銭湯の思い出話しと、仁林さんが関わられたイベントで寺崎さんはレンタサイクルを返却する際に鍵をかけて返却し、何とその鍵を持ち帰ってしまわれたというおっちょこちょいのエピソードをご披露くださいました。

 

この話題に加わられた菊池さん:寺崎さんがイベント中に気になるところや興味を覚えたところがあると誰にも告げずにフラッとそちらに行かれて、行方不明になられたいくつかのおっちょこちょいの事例が追加披露されました。

 

 

 

清水さん:野球好きの寺崎さんに出身高校の甲子園での優勝や活躍振りについて質問される中、「栄冠は君に輝く」(作曲の古関裕而さんのお墓が寺崎さんの自宅近くの墓地にあるそうです)を披露くださいました。さすが歌声楽団で、力強い良いお声を披露下さいました。

 

 

栗田さん:クラブとして参加された東京シティーサイクリングでのエピソードのご披露。参加者が各自マイバイク持参で開催されるイベントで、各参加者が自慢のロードバイクに乗って颯爽と集合する中、何と寺崎さんはママチャリで参加。会場に集合する前に経堂でレンタルしてこられたそうです。クラブのメンバーも唖然とする中、ママチャリが目立ったのか何と若い女性参加者など100人ほどが寺崎さんを取り囲んで大もて?、大うけ?の一幕があったそうです!

栗田さんが楽しく面白く語ってくださったこともあって参加者一同いっとき大笑いをしてしまいました。

 因みにその日イベントが終わってからいつものようにクラブの参加者で反省会があったそうですが、自転車を返しに行かねがならない寺崎さんは後ろ髪を引かれる思いでお一人経堂に向け自転車を走らされたそうです。

 

宇野津さん:宇野津さんがクラブに入部されたばかりの頃に寺崎さんとサイクリングを一緒された時、お年の割に体力があって、黙々と走られ、あまり目立たれない人と言う印象を持たれたそうですが、終了後の反省会になるとガラッと人が変わられて賑やかな別人に変身されるのに驚かされたそうです。その後クラブのイベントを中心に一緒にサイクリングされる機会が増えられる一方、お酒が嫌いでない宇野津さんは住まいが近いこともあって居酒屋での付き合いも増えられているそうです。宇野津さんとして、お元気に自転車に乗られ、終わると楽しくお酒を飲まれる寺崎さんはこれからの人生の目標のお一人とされているそうです。

 

中川さん:昨年の呉でのイベントの後とびしま海道、しまなみ海道を一緒に輪行され時の思い出を披露されました。その時の寺崎さんは(ママチャリではなく)ご自分のDahonのミニベロで参加されたそうですが、初めて寺崎さんと三日間サイクリングを一緒されて、何か所もある急な上り坂も歩かれることなくこなされるのを見てまさか近々米寿を迎えられるお年とは信じられず10歳は若く感じられたそうです。お元気ぶりを是非見習って行きたく思われているそうです。

 

今回も軽井沢?から参加の大内さん:寺崎さんと友成さんが企画された福岡、大分、耶馬渓方面の楽しかったイベントの思い出を語られた後、寺崎さんのお名前の由来について、「允」は十分、「省」は反省で「十分反省しなさい」との意味で良いのかと質問されました。寺崎さんの説明は『詳しい由来は分かられないが、「允省」と書いて「ノブアキ」と読み、「省」は「反省する」、「允」は「充」ではなく「イン・まこと」と読み、従って「允省」は「まことに反省する」、言い換えると「しきりに反省しなさい」の意味、と理解している』とのこと。果たして「しきりに反省」されていますかね~?

 

青木さん:お二人は現役でお勤めの頃からのお付き合いだそうです。そのような青木さんが寺崎さんに「高級公務員」をされてたくさん良い思いをされてきたのではないですか?悪いこともいっぱいして来られたでしょう、正直にお答えください、と鋭い質問を持ちかけました。

寺崎さんは少々困った様子で、所属した省は決して高級と言える位置付けではなく、中央本省勤務時代は夜大学に行って帰ってくると先輩や仲間が待っていて皆で茶碗酒を酌み交わすような生活だった。ただ担当業務柄時期的に徹夜の作業があることから関係先から所属部署に差し入れを良くもらったがそれらは少し高級な美味しいものが多くうれしかった記憶があるが、その程度。青木さんが言うような良い思いもしていないし悪いこともしていない、と答えられました。

これに対し青木さんはその程度のことではないと思うが本日は米寿のお祝いに免じてこれ以上の追及は控えるが、次回の卒寿のお祝いはすぐですから、白寿に向けてご健勝をお祈りする中、その時には「袖の下」の話などお聞かせください、と引き続きの追及を宣言され話を締めくくられました。

  

SGN田辺さん:イベントに参加いただいてのクラブの雰囲気などをお聞かせいただく中、SGN事務局のみなさまからの心温まる米寿のお祝いのメッセージをご披露くださいました。

 

この後ご予定がおありとのことで、次回の我々のイベントについてもSGNの有料契約を利用できるよう万難を排し手配して次回は最初からイベントに参加される旨を仰って退室されました。

 

諏訪さん:寺崎さんとはこれまでサイクリングを一緒されることはあまりなかったが、最近小田急沿線仲間として飲み会中心のお付き合いの機会が増えていることを披露いただき、ギターでしっとりと「湯の町エレジー」を演奏いただきました。寺崎さんは何か思い出がおありなのか感慨深げにお聞きでした。

 

竹澤さん2年前に初めてビジター参加した時に寺崎さんと同じ班で走られ、その時は普通の人でおとなしい人との印象を持たれたが、懇親会ではガラッと人が変わり何と元気な人!と印象がガラッと変わったとご披露(こう言う印象を持たれた方が多いですね)

準備いただいた「乾杯 ~米寿バージョン~」の替え歌の歌詞を共有して竹澤さんのウクレレに合わせて全員で合唱し、盛り上げていただきました。

 

田中さん:寺崎さんの米寿のお祝いの日に、ご自身の健康状態の検査で問題ないことが判明したと喜ばれる中、来年はワクチンの効果でサイクリングが再開出来ると思われ、寺崎さんとのサイクリングを楽しみにしているとの挨拶をいただき、前回に続き素晴らしいハーモニカの音色を聞かせてくださいました。曲名は、寺崎さんはじめ人生豊富なみなさんが参加される中「人生いろいろ」、そして「悲しい酒」の二曲でした。

  

「酔っ払った寺さんの横に西山あり」の私よりまず欠席の方のメッセージを披露させていただいた後、懇親会や二次会後のいい気持での帰り道のどなたもご存知ないマル秘話、と言うより私の苦労話?をご披露しました。きっと天国で友成さんが「もっとしっかりエスコートせよ!」と怒っておられることと思います。

 

やはりトリは浦澤さん:寺崎さんの1年先輩に当たられる浦澤さん、自らの健康状態やウォーキングなどのお話をいただく中で元気さでは寺崎さんには及ばない旨のご挨拶いただき寺崎さんの引き続きのご健勝を述べられました。

そして寺崎さんに「喜びも悲しみも幾年月」の歌をプレゼントいただきました。相変わらずの声量の素晴らしい歌声を約一年振りに聞かせていただきました。

 

参加のみなさんからお祝いメッセージ等をいただき終えたところで「Happy Birthday!」合唱の提案があり、急遽ながらも竹澤さん、田中さんの伴奏のもと「Happy Birthday! dear寺さん!」を全員でプレゼントしました。

 寺崎さん、改めましておめでとうございます。

 

寺崎さんのご挨拶

参加のみなさんから祝辞などをいただき楽しくお祝い会を進める中、お開きの時間が近付き、寺崎さんにご挨拶をお願いしました。

 

冒頭堀江さんの一日も早いご快復を述べられました。

 

そしてこれまでの87回の誕生日で寺崎さんご本人に向けて「Happy Birthday」の歌を歌ってもらったのはおそらく今回初めてで大変うれしかったと少々意外なお言葉がありました。お聞きしますと、小さい頃は戦争と家庭の事情がおありだったようで、加えてご結婚後下のお嬢さんの誕生日が何と寺崎さんと同じ112日と言うことでご家庭での誕生会ではお嬢さんに対して寺崎さんも一緒に「Happy Birthday」を歌われたそうですが、お父さんへの「Happy Birthday」はなかったそうで、大変喜んでいただきました。

 

「心温まる言葉をたくさんいただき、本当に嬉しい、楽しい、記憶に残る、そして人生の記録に残るお祝い会をしていただきありがとうございました」と感極まられ少々涙ぐまれながらご挨拶をいただき、「まずは90歳を目指して元気に過ごしていきたい」「来年は是非コロナを克服してみなさんと共にサイクリングを楽しませていただきたい」「ありがとうございました」の言葉で締めくくっていただきました。

 

中締め

予定通り?予定の時間を30分ほど過ぎてお開きの時間となりました。

青木さんに中締めをお願いし、我々のお手本である寺崎さん、そして浦澤さん、堀江さん三先輩の益々のご健勝とご長寿をお祈りすると共に我々に対するご指導方をお願いしつつ、全員そろって関東一本締めで締めていただきました。

 


 以上で和やかで、終始笑い声が絶えない楽しい雰囲気の中、寺崎さんの米寿のお祝いを兼ねた昼食会のイベントをお開きにしました。

 

寺崎さん 

ご長寿おめでとうございます。不行き届きなことが多々あり申し訳ありませんでした。

卒寿は軽くクリアされ、私たちがついていけるかの問題がありますが白寿・百寿、更にはその上を目指していただきますよう益々のご健勝をお祈りいたします。そして我々に対する引き続きのご指導をよろしくお願いいたします。

 

参加くださいましたみなさん

心のこもったご祝辞等ご協力ありがとうございました。おかげさまで楽しい昼食会、お祝い会を催すことが出来ました。御礼を申し上げます。

 

新現役ネット事務局 田辺様、みなさま

ZOOMの契約を利用させていただき、ご好意に心より御礼を申し上げます。田辺様にはビジター参加いただき、事務局みなさまからの心のこもったお祝いメッセージをご披露いただきありがとうございました。今後ともサイクリングクラブをよろしくお願いいたします。

  

堀江さん

一日も早くお元気になられますことをクラブ員一同心よりお祈り申し上げます。そして来年は一年ぶりにサイクリングをご一緒させていただきますよう楽しみにしております。どうぞお大事にご養生ください。

                                          西山 菊池

 

最後、寺崎さん、そして参加のみなさんの笑顔を以てこのブログもお開きにさせていただきます。

                        

 

                                          【西山記】